中国が20年ぶりに金メダル/アテネ五輪女子バレー競技決勝・3決

<0:29>
先ほどようやく決勝戦のビデオを観終わりました。いやはや、すごい試合でしたね。遅くなりましたが、とりあえず結果を。

■3位決定戦試合結果
ブラジル - キューバ
[ 1 - 3 ]
Set1: 22-25
Set2: 22-25
Set3: 25-14
Set4: 17-25

■決勝戦試合結果
ロシア - 中国
[ 2 - 3 ]
Set1: 30-28
Set2: 27-25
Set3: 20-25
Set4: 23-25
Set5: 12-15

<7:16>
■TV観戦の感想

まずは3位決定戦から。

ブラジルは前々日の敗戦(準決勝、対ロシア)を引き摺っているのか、いつものレシーブの粘り、コンビバレーが見られません。キューバはまるでエースのルイザ先取(実況はずっとルイス、ルイスと言っていたように聞こえましたが気のせい?)を温存するような戦いぶり(センターの二人が調子良かっただけかも)で、2セットを先取。

3セット目に入り、ようやくブラジルらしいコンビバレーが出始め、このセットを取ります。またフルセットにもつれ込むか、と思われましたが、ルイザ選手に要所を締められ、4セット目は割とあっさり終了。ブラジルのお株を奪うような、きちんとした繋ぎのあるバレーを展開したキューバが銅メダルを獲得しました。ブラジルはどうにも元気がなく、特にエリカ選手の不調が響いた感じでした。

そして決勝戦。

中国のストレート勝ちもあると思っていたんですが、なんとロシアがいきなり2セット先取。どちらもジュースにもつれ込む接戦でしたが、ガモア選手という決め手を持つロシアがほんの少しだけ上回りました。準決勝の大逆転の勢いが未だ継続しているという感じでした。対する中国は、不調の王麗娜選手をベンチに下げます。

このままロシアが押し切るのかと思われましたが、中国の良いサーブにカットが乱れ、攻めが単調になり、ガモワ選手、シャチコワ選手がブロックに引っかかりだします。中国はここ一番の決め手に欠けるものの、終止粘りのバレーを展開。3セット目を奪取すると、4セット目は審判の微妙な判定もあって連取。そのまま第5セットも押し切り、劇的な逆転劇で金メダルを獲得しました。

思ったのは、雑だとばかり思っていたロシアの繋ぎが、非常に良くなっていたこと。ボールをきちんとセッターに供給し、きちんとしたトスが上がれば、ガモア選手のあの高さを封じることのできるチームはいないような気がします。カルポリ監督、ここ数年は守備の強化にかなり力を入れているそうで。4年後には穴のないチームになってそうで恐い……。

<関連記事>

SANSPO.COM:女子はフルセット逆転勝ちで中国が20年ぶり金
スポーツナビ | ニュース | 中国が5大会ぶりV バレーボール
インフォシークニュース > トピックス > バレーボール > 女子バレー、中国が逆転勝ちで優勝
インフォシークニュース > トピックス > バレーボール > 中国が5大会ぶりV 女子バレーボール
インフォシークニュース > トピックス > バレーボール > バレーボール女子決勝
インフォシークニュース > トピックス > バレーボール > バレーボール女子決勝 中国—ロシア 王麗娜がスパイク 
Yahoo!ニュース - スポーツ - ロイター:五輪=女子バレーボール、中国が20年ぶり優勝
nikkansports.com > スポーツTOP > スポーツニュース:中国、大逆転金メダル/女子バレー
SANSPO.COM:アジアの女王・中国、奇跡の逆転「復活の金」

インフォシークニュース > トピックス > バレーボール > キューバが銅メダル バレーボール
インフォシークニュース > トピックス > バレーボール > バレーボール女子3位決定戦
インフォシークニュース > トピックス > バレーボール > バレーボール女子3位決定戦

バレーボールに関連したブログを探す → 人気 blog ランキングへ | ブログランキング【くつろぐ】へ

コメント

うーん…決勝戦らしい素晴らしい試合になりましたね。中国があきらめずに勝ちに向かう姿やガモア選手の涙が印象的でした。いくら普段はクールなロシアの選手も本当は泣きたいくらいに必死にやってるんです。でもそれを相手に見せずに戦う精神力は日本も学んでほしいです。さて、中国が勝ったことはアジアにとって大きな夢です。サーブレシーブがどうこうよりもまずは体作りを始めてほしいです。やはり強いスパイクに負けないレシーブやブロックを弾き飛ばす力…そうゆうのはトレーニングをしっかりつんでから。中国の選手は世界から見れば高いわけではないからこそがっしりした体で体格差を埋めようとしている、ところが日本ではレシーブやコンビばかりで技術を優先しているんです。もしトレーニングをしっかり積めばより高く、速く、強いスパイクが打てますしレシーブのときの瞬発力なんかも有ります。Vリーグの日程を少し見直して選手がトレーニングをする時間がほしいしこれは前から言われていることです。二段トスにしてもまずは筋力から。昔の日本は同じレシーブならレシーブと長時間練習から必要な筋肉をつけていったんですね。今はコンビもやらなきゃいけないしなかなか時間が難しい部分もあります。だからこそトレーニングをしてほしいなぁと私は思います。戦術面に関して言えば今のバックアタックを絡めた速い攻撃は進むべき方向です。より正確にラリー中でも使えるレベルに達することが必須。そう考えるとみなさんが言われるようにサーブレシーブや二段トスを正確にしなければならない、かなり大変な道です。ジュニアの教育もだいぶ前から言われてきましたがなかなか…。サッカーのようにVリーグのクラブチームができたりするといいのですが…。男子は高卒採用を増やすべきですし有望な子は中卒でも採用すべき。考えなければならないです。監督問題についてはいろいろありますがあたかも私はずっと遠征もみてきましたから柳本さんは悪いとゆう意見は気にしてなくていいでしょう。負ければ批判も出ますから。W杯のときはまったくなかったでしょ?監督なんて嫌われ役じゃないと。以前だって大友選手との不仲説があったけど柳本さんが大友選手を嫌いか好きかなんてわかりません。ですが柳本さんは大友選手を使った、これは事実じゃないですか。ですからそうゆうのはあまり気にしてなくていいでしょう。むしろ選手達が実力を過信しすぎた部分もあったように私は思えますが…どうなんでしょうか

ブラジルが本命と思っていましたがまさかの準決勝敗退で3位決定戦でも本調子ではなかったですね…逆にチョウヌイヌイが抜けた中国や昨年のW杯予選から五輪予選、OQT、ワールドグランプリと調子の出なかったロシアがよく奮起したと思います!!力的にはアメリカやイタリアも強く日本はまだまだ7、8位くらいだと改めて感じました!!

素晴らしい試合でした両チームとも特技の高さ、技におごる事なく目の前のボールに必死にそして何よりひたむきに向かう姿に感動しました。五輪に出ると金メダル取るという目標ではこうもプレーが違うのかと感じました。頑張れ日本!!

準決勝に続いて、これまた素晴しい試合でした。どちらが優勝してもおかしくなかった。ほんまに紙一重の差だったように思います。両チームともサーブレシーブが完璧に近かったように思います。勝敗を分けたのはスパイクレシーブが、若干(ほんまの少し)中国の方が上がっていたかなぁって気がします。
印象に残ったのはロシアのガモア選手。この試合のガモア選手は、今までの試合とは一味違っていた様に感じました。まさに「エース!」って感じでした。持ち前の高い打点から足の長いスパイクもあれば、強烈なクロススパイクもある。強打もあれば軟打もある。連続のミスもなったように思いました。最後に流した涙が何より印象的でした。あと、いつも怒っているロシアの監督が、選手にやさしく声をかけているのも印象的でした。特に5セット目の終盤、いつも怒られているセッターのシェシェリナに指示を与えているところなんかがね!

http://www.sanspo.com/athens2004/volleyball/news/0829/vl2004082902.html
カルポリ監督、代表監督を退任だそうです・・・あの怒声がコートで聞けなくなるのはさびしいっす。

準決勝、決勝はさすがに見応えのある試合でした。
全日本はこのレベルに追いつけるのか?
素朴な疑問なんですが、全日本女子って男子高校生のチームに勝てるのだろうか?練習試合で男子大学生のチームには全く歯が立たなかったみたいでけど・・・。
トップチームは男子大学生並の力を持ってるんじゃないかと思いました。
男子決勝戦も見てましたが、あんなスパイクは止められないだろうと思っても、やはりサーブカットのわずかな乱れがトスに大きく影響するのか、スパイクがドシャットされる場面が多々ありました。しかし、あれだけ強いサーブをレシーブして、定位置で待っているセッターに見事に返してます。全日本女子では竹下選手が走り回っている姿が普通なので、乱れたトスを打ち切れないアタッカーが悪いかのような印象を受けますね。
全日本女子がランクを上げるためには、サーブで乱してスパイクをブロックに掛けて拾ってつないで、サーブカットをキチンとセッターに返せる技術が絶対条件やね。遠い道程のようですが、そういう意味で、韓国チームに佐々木、大山選手クラスのスパイカーが入れば簡単に日本を追い抜いてしまうような気がします。
決勝戦の中国チームは、追い込まれてのタイムアウト時でも選手に笑顔がありました。それだけの練習を積んで来たという自信なのでしょうか。意外だったのは、敗退したガモア選手の涙と悔しがりようです(泣いてるガモア選手の写真がFIVBのホームページにありました)。感情をあまり表に出さないので気がつきませんでしたが、熱いハートを持ってたんですねー。アルタモノワ選手が出られなかったのが悔やまれます。あの中国も20年ぶりの金メダルですか。あの余裕ではしばらくは中国チームがトップを維持しそうな感じですね。

本当に素晴らしい試合でした。書きたいことは山のようにあるのですが、皆さんもおっしゃってるのでそれは置いといて・・・。
私は竹下選手が大好きです。でもやっぱり竹下選手じゃ限界があるとヒョウコン選手を見て思いました。ヒョウコン選手のブロックがなければ金メダルは取れなかったと思います。あまつさえ見事なアタックで敵ブロックも驚かせ・・・。比べて日本は竹下選手が前衛の時には・・・・。
金メダル・マッチの会場には全日本女子も見学に来ていたらしいですね(触れたのが一回だけだったのは三宅アネの優しさかな)。中国の完璧な守りやロシアの壁に対しての冷静なブロックアウト、切れない集中力など、各選手には色々感じるところばかりばかりだったでしょうが、竹下選手の心境はそれ以上のもののような気がして、とても辛くなってしまいました。

http://www2.asahi.com/2004athens/ballgame/volleyball/TKY200408290136.html
秘密はなし、あるのはただ一つの言葉、「勇気」

素晴らしい決勝戦でしたね 本当にロシアと中国にはハイレベルな戦いとプレーを魅せてもらいました この両チームに拍手を送りたいです そしてありがとうを(^0^) 

決勝はダイジェストでしか見られなかったし他の方々も多々言及しているので、3位決定戦の簡単な感想を・・・。
3位決定戦はブラジルが、らしからぬプレー振りであっけなく負けた印象でした。やはり準決勝の逆転負けが響いていたのでしょうか?気持ちを切り換えるといっても色々難しいのでしょうね。せめて銅は、と思っていたので残念でした。
でも、それを差し引いてもキューバの活躍は見事でした。連続金のチームが今回銅では本人達は不満かもしれませんが、五輪前の評判から考えるとこれほどのパフォーマンスは私にとって驚きでした。やっぱり底力のあるチームなんですね。

コメントを投稿

  • 上記記事に関するコメントをお寄せください。関係のないコメントはばれにゅ☆BBSへどうぞ。
  • メールアドレスは入力必須ですが、SPAM対策の為に表示はされません。
  • コメントの内容が、「意味がない」「元の記事と関係がない」「他人のプライバシーを侵害している」「他人を中傷している」など問題があると管理人が判断した場合、削除させて頂くことがありますので、予めご了承ください。
  • HTMLタグの使用は禁止しています。URLは自動判別し、自動的にリンクを生成します。
  • ここはいわゆる「掲示板」ではありません。よろしくお願いいたします。