悔しさを糧に世界に挑む司令塔・朝長孝介/バレーボールW杯 直前コラム(4)
スポーツナビのワールドカップ直前コラム。第4回は男子の朝長孝介選手。
植田ジャパン1年目の2005年、セッターにけがが相次ぎ、急きょ呼ばれたのが、朝長孝介(堺)だった。その直後のアジア選手権で、ただ一人のセッターとして8連戦を戦い、優勝。それ以降全日本のすべての大会に出場してきた。
しかし、島野俊一(豊田合成)と二人のセッターで臨んだ今年のワールドリーグでは、朝長は主力セッターとして扱われた。そこで、「いつでも試合に出られる」という“甘え”が出てしまった。
私としては、今や朝長選手は押しも押されぬ全日本の正セッターだと思っていて、植田監督が阿部選手や宇佐美選手らを試すことに常々疑問を抱いていたんですけれど、ふむ、常に競争意識を持たせるのが目的なのだとすればそれもありかもしれないですね。選手は大変でしょうけれど。
「第5回は女子の佐野優子。10月26日(金)掲載予定です。」とのこと。