2012/13V・プレミアリーグ女子 ファイナル 試合結果のお知らせ/Vリーグ オフィシャルサイト

 本日4月13日(土)、東京体育館にて開催いたしました「2012/13V・プレミアリーグ女子 ファイナル(優勝決定戦・3位決定戦)」の試合結果をお知らせいたします。
 
 2012/13V・プレミアリーグ女子・優勝決定戦「久光製薬スプリングス対東レアローズ」戦は、3-0で久光製薬スプリングスが勝利し、6年ぶり3回目の優勝を果たし、優勝トロフィーの『ブランデージトロフィー』と副賞の1,000万円を獲得いたしました。
 また、最高殊勲選手賞には、久光製薬スプリングスの長岡望悠選手が初受賞。最優秀新人賞には、NECレッドロケッツの近江あかり選手が受賞いたしました。その他個人賞につきましては、一覧をご確認下さい。

とのことです。また3位決定戦はセットカウント3-1で岡山が制し、最終順位は

優勝:久光製薬スプリングス
準優勝:東レアローズ
3位:岡山シーガルズ
4位:NECレッドロケッツ

となりました。個人賞については別途エントリーにて。

さて、現地で観戦してきましたのでざっくり感想を。

3位決定戦は、NECの終盤の失速そのままの試合でしたね。シーズン序盤の勢いはどこへやら。栗原選手の離脱で攻撃の決め手を一枚欠く岡山に対して、なんとも中途半端な戦いをしていました。なにより、佐々木侑選手の攻撃をさっぱり止められなかったこと。ライトにダイレクトデリバリーのセットが上がり、速いとは言えそこに待ち構えてきちんと正面にブロックに入っているにもかかわらず、パワーでぶち抜かれていました。大事な場面で確実に切れる攻撃を持っているというのは強いもので、宮下選手も効果的にセットを散らしていましたね。

決勝については、試合前の練習を観ていて「ああ、この面子ならどう考えたても久光だなぁ」と思った通りの結果になってしまいました。久光の圧勝でしたね。というか、東レがちょっと不甲斐なく感じました。ポイントはやはり、久光のサーブに東レのサーブレシーブが徹底的に崩された(あるいは勝手に崩れた)ことでしょう。荒木選手が個人賞にいくつも名を連ねたように、東レの生命線は荒木選手と、そしてもう一人、迫田選手の攻撃でした。それがサーブレシーブを崩されることによって、荒木選手が封じられ、ほぼ迫田選手一枚になってしまったのだからどうにもできません。迫田選手は迫田選手で、一旦ブロックにつかまり出すとあれこれ考えてしまうのか、どんどん思い切りの良さが無くなってつかまり続けるという悪循環は相変わらずでした。東レは状況を打開する為に、もう少し無理してミドルの攻撃を使うべきだったかもしれません。対して久光は、MVPに選ばれた長岡選手の使い方が効果的でした。というのも、要所で長岡選手に打たせる以外は徹底して他の選手を使っていました。リードして試合を有利に進めていたからというのもあるでしょうが、それにしても徹底していましたね。意外だったのが、最終セットで石田選手と狩野選手を投入したこと。あそこは、あの二人を入れなくても勝てたはずです。中田監督の、ベンチからチームを引っ張ってくれた二人へのご褒美なのかなと思いました。中田監督がそういうことをするイメージが無かったので。優勝を決めた瞬間からインタビューまで、必死で涙をこらえている中田監督が印象的でした。新鍋選手らの涙も併せて、ああ、いいチームだな、と思いました。中田監督就任についてはこのブログでも色々と疑問を投げかけてきましたが、こうやって結果を出し、そしてあの涙を見せられれば、もう語る言葉を持ちません。戦術がどうのこうのは私は詳しくないのでひとまず置いておいて、選手との信頼関係をしっかりと築き上げ、結果を出した手腕は素晴らしいと感じました。

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