日の丸を着られない者、日の丸を脱いだ者、そして日の丸を背負うということ(2006-11-15 10:17:00)へのコメント


< ページ移動: 1 2 3 4 5 6 7 >

by のび(2006-11-15 11:34:24)

日の丸の覚悟…
難しい問題だと思います
ナショナルチームの在り方(存在)にも関係することだと思うからです。

ナショナルチームの存在って何なのでしょうか?
確かにバレーファンだけではなく、バレーに興味がない日本人の心にも訴えかけ、感動や勇気を与えることが出来る存在。
またバレーボール界にとってはバレーの存在を知らしめ、バレーをしたいと思う子供たちを生み出し、現役の選手にとっては目標や勇気になる存在。
経済的にも彼ら、彼女らが活躍することによって、テレビが放映権料を払いメーカーがスポンサーになるなど、かなりの効果が見込める存在でもあります。
認知、感動、憧れ、金銭。
なくてはならない存在であることは認識しています。

でも思うのです。
そこに関わった選手は幸せになっているのか?と。

「日本のため」そんなお題目で身体と心を酷使されている選手たち。
彼らの働きに報いるだけの見返りは何かあるんでしょうか?
「応援され、この場に要られることに感謝すべきだ」
よく聞く言葉です。
でも応援でご飯が食べられるのだろうか?
辞めたあとの選手のセカンドキャリアは保証されるんでしょうか?

大友選手の件、自分はこう思います。
人として人を愛し、子供を授かった。
その結果、バレーから離れ生活を選んだ。
バレー界からの支援はなかったが、全日本選手であったときに、これまでの生活を犠牲にしたことと引き換えに得た、知名度をいかし、フレキシブルで時間が自由になるメディアに登場する生き方を選んだ。ただそれだけの様な気がします。

全日本選手だった以上、恥ずかしい生き方をしてはいけない。

全日本のキャリアがあったというだけで生き方を強制されたら選手はたまらないのではないかと思います。

ただ人として恥ずかしい生き方をしてはいけない。とは思いますが…。


by 太鉄(2006-11-15 12:05:35)

>のびさん

>でも思うのです。
>そこに関わった選手は幸せになっているのか?と。

日の丸を背負って闘うことを幸せと思えないなら、辞退して欲しいと切に願います。
日の丸を背負う以上は、それ相応の覚悟を持って行動して欲しい。
そして例えば中田久美さんだったり、吉原知子さんだったり、あの人たちが幸せだったのか、そして今幸せなのかなんて、本人にしか分からない問題ですよね。

>でも応援でご飯が食べられるのだろうか?
>辞めたあとの選手のセカンドキャリアは保証されるんでしょうか?

この辺も問題ですよね。
日の丸を背負って闘うことが、いまいち魅力的に映らない一つの原因でしょう。
これまで国を代表して闘うということは、その辺を超越した特別なものであったわけですが、現状ではそうも行かないですね。

その辺りについては、FIVBやJVA、Vリーグなどのやり方に問題があると思っています。


by 太鉄(2006-11-15 12:09:13)

追記。
日の丸を背負って闘う自体が、幸せなことでなければならない、と思っています。
代表に選ばれたことによって、不幸になる人間がいてはならないと。
その為にFIVBやJVAが選手や監督・スタッフらをバックアップしていくべきだと思っています。
ファンやメディアも含めて。


by 中村(2006-11-15 13:35:48)

難しい問題ですね。
しかし、山本(大友)さんはこれから大変でしょう。
いらぬ心配お世話かもしれませんが、
彼女にはこれから、よくもわるくも、元全日本代表と肩書がつくわけです。
旦那さんや子供さんも、彼女がメディアに登場すれば、元全日本大友の夫、元全日本大友の子供と、何かあるたびに言われるでしょう。もはや全日本代表という肩書は彼女だけのものではないのです。
お子さんがものごころをついてから、彼女のバレー人生の事で、心ない人間からいろいろ言われないために、彼女にはもう少し考えてもらいたいです。
全日本代表という肩書に恥じない人生でありますように。


by のび(2006-11-15 13:46:27)

ファン、メディアを含めた周りのバックアップが必要。

まさにそのとおりですね!
それに加えてもうひとつ、必要なのではないか?と思うことは「競技を愛する心を大切にする」ということ。だと思われてなりません。

夢を追いかけることと、目標を達成することが、競技の本質だとしたら、そこに至るエネルギーは「競技への想い」だと感じます。(金銭も想いを興させる手段のひとつですしね)
特に今の世の中であれば、なおさら…。
嫌だったら他で生きていく手段は沢山あると思うのです。

現キャプテンの竹下選手のこんなインタビューを読んだことがあります。
「バレーから離れて、バレーが好きなことがわかった」
うん?

以前、アテネ五輪代表の成田選手のこんなインタビューを目にしたことがあります。
「子供たちと触れ合う中でバレーが好きだった気持ちを思い出した」
うん?

ぼくが感じたのは「この人たちは前の現役の時には競技が好きでいられなかったんだなぁ」ということでした。

他競技に目を移すと、一流と言われる選手のこんな発言、聞いたことない。

トップになればなるほど、鍛練は厳しくレベルは高くなりつらいことが多くなるはずです。
だからこそ、大切になるのは「このスポーツが好きだからもっと上手くなりたい」という心のはずなのに。

昔、あるバレー指導者の方がこんな風に言っているのを耳にしました。
「好きなだけではやっていけない。だから苦しませるんだ」

選手がバレーを好きでいられない環境。
なぜ、こんな環境が生まれるのか?

それが解消されてこそ、選手も胸を張って「日の丸」をまとえるのではないかと思います。

全てのアスリートが「競技に対する夢を抱く」
そんな想いが人を感動させ、競技を成長させる力になるのではないか?と思います。


< ページ移動: 1 2 3 4 5 6 7 >
コメント投稿
記事へ戻る

Powered by
MT4i 3.1