Quoted from ..:: JVA FAN CLUB OFFICIAL SITE ::..
コートに立つ日本チームの選手ひとりひとりに、前日の敗戦の暗さはみじんもなかった。すべての選手がハツラツとした動きで、躍動感みなぎるプレーのキューバに対抗。第1セットこそキューバの壁の前にスパイクが通らず大差で失ったものの、その第1セットも含めて今日の日本は、試合を通じてミスにも決して下を向くことなく、常に目の前のポイントに全力を傾けるプレーを見せた。
前日のブラジル戦で精彩のなかった大山加奈は、そのイメージをみずから払拭するように果敢な攻めを見せ、さらに第1セット8-14の劣勢から投入された佐々木みきがスパイクに、ブロックに大活躍。会場を埋めた大観衆の応援も日本を後押しした。
負けられないという条件では日本と同じキューバも、その日本一色の応援に必死に抗い、勝負は互いに譲らず15点先取のファイナルセットへ。
3-5と一時はリードを奪われた日本は、高橋みゆきのスパイク、大山のブロック、そしてやはり高橋のブロックで一気に逆転。相手のミスではなく、みずからの強気の攻めと厚い守りでポイントを重ねる姿勢は、このファイナルセットで最も色濃く現れた。そして最後は高橋のライトからのスパイクが決まり、1時間44分の激戦に終止符を打った。