「ワールドグランドチャンピオンズカップ2017」が9月6日(火)、東京体育館(東京都渋谷区)で大会2日目を行いました。昨日5日(火)、韓国との初戦に勝利した全日本女子チーム・火の鳥NIPPONは、ロシアと今大会2戦目を戦い、セットカウント1-3(25-22、18-25、22-25、26-28)で敗戦。今大会の通算成績を1勝1敗としました。
とのことです。試合をテレビ中継にて観ましたが、試合終盤、中田監督がタイムアウト中に冨永選手に対して「トスが手から離れた時に上に向かっている。そのままそのまま」といった旨のことをジェスチャーを交えつつ伝えたあと、最後は新鍋選手へピュンピュン速くて低いセット(あえてトス)が供給され、高いブロックに囲まれてシャットアウトされて終わる、といったところが、今の中田監督のバレーを象徴しているなと思いました。
新鍋選手自身が速い低いセットを好むのは確かですが、あの1stタッチが乱れた場面、レフトへ上がる確率が高く、相手ブロックがきっちり揃うことが容易に想像できる場面で、アタッカーの選択肢が少ない低い速いセットを供給する意味がどおにあるのでしょうか。
低い速いセットがすべて悪だといっているわけではなくて、攻撃の1つのオプションとしてはありだと思うのですが、要は使いようですよね。できれば1stタッチが乱れた場面でも攻撃の選択肢をもっと増やすようにするか、もしくはどうしてもレフトに偏るのであれば、アタッカーに選択の余地を残すようなふわっとしたセットを供給してアタッカーに勝負してもらう、の方が良いですよね。何でもかんでも速いセットというのはどうも。そこは、ベンチスタッフはわかっているのだとしたら、選手には伝わっていないようですから、きちんと話し合うべきだと思いますよ、もうちょっと。
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