バレー日本、3連勝でメダルへ大きく前進/グラチャン2009男子第3日

 バレーボールのワールドグランドチャンピオンズカップは21日、愛知・日本ガイシホールで男子大会の第3日が行われ、世界ランク12位の日本は同24位のイランを3−2(27−25、18−25、25−23、20−25、16−14)のフルセットの末に下し、3連勝を飾った。残り2試合を残して、全勝はブラジルと日本のみ。日本はあす22日、メダルを懸けてキューバと戦う。

いやー、良い試合でした。相手の攻撃をを全然ブロックできない、特にサイドのザリニに良いようにやられていましたね。清水選手も福澤選手も、一日移動日を挟んだとはいえ疲労が色濃く見え、ミスもちょこちょこ飛び出して終始イランのペースでした。にもかかわらず最終的には勝ったと。ハラハラドキドキ、非常に見応えのある試合でした。そして日本には課題が多く見つかったし、勝ったから良しとしないで、きちんと修正して行って欲しいですね。

最後の最後まで気を緩めず、諦めず、全力でプレーする姿は素晴らしかったです。清水選手など、途中であれだけミス(まぁトスも悪いんですが)を出しながら、集中力を切らさず後半には持ち直すのだから大したもの。代わりがベンチにいないので仕方が無いんですが、普通なら交代させられてもおかしくない状況でした。ベンチが手薄であることが、清水選手にとっては良い方向に転がっているように見えます。

いやーしかしゴッツは、完全に壁にぶち当たってる感じですね。相変わらずフローターサーブに弱く、速いトスへの対応もいまいちです。サーブとブロックとハイセットからの攻撃は魅力ですが、その他は完全に米山選手の方が上。米山選手がもっと良いサーブを打てるようになったら、これはちょっとスタメン危うくないですかね。

それにしても、あの最後のベンチワークミス。勝ったから良かったようなものの、ちょっと考えられないようなミスです。古田選手、清水選手は怪我が無くてホントに良かった。そして勝ってホントに良かった。あれで怪我人でも出て負けでもしてたらと思うと...。前科もあるだけに、ホントしっかりしてくださいね、植田監督。どうか冷静にどうぞ。【追記】実はあの時点(選手交代の前)で、日本はサーブ順を間違えていたようです。なのでベンチのミス以前にポジショナルフォルトを取られていたはずの所を、どさくさに紛れて運よく見逃して貰えてラッキーだった、ということだったのかもしれません。それにしても、このようなことが二度とないようにしないといけないことに変わりはありませんが...。

ブラジルはポーランドを3−0で退けて3戦全勝。キューバはエジプトに3−2で競り勝ち2勝1敗、ポーランドとエジプトはともに3連敗となった。

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コメント

福澤・清水のパフォーマンスが落ちていたのでだいぶ苦労しましたね,ただそれでも周りがフォローし合ってなんとか勝ちをもぎとったのは大きいですね。 石島にはなんとかレシーブがんばってほしいですね,彼が絶好調の時は手がつけられない程のパフォーマンスをするのでなんとかスタメンを死守してもらいたい,後はブロックの本数を増やせるかですかねぇ,明日のブラジルはさておき今日のキューバは展開次第では勝つ可能性が十分あるので全勝でブラジル戦にいければ最高なんですけどね。

ポーランド(1勝3敗) 3-1 イラン(1勝3敗)
この結果、下位3チームが3敗となり日本、キューバ、ブラジルの表彰台が決定。残り2戦はメダルの色争いに。

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