女子バレー元代表の熊前が引退
Quoted from nikkansports.com > スポーツTOP > スポーツニュース 女子バレーボールの元日本代表エース熊前知加子(29)が引退することが1日、分かった。熊前は昨季まで所属した東レの移籍同意書が得られないまま退社。Vリーグの規定により7日開幕の今季リーグ戦出場ができなくなった。東レサイドは移籍に同意する考えはなく、プレーする場所のない熊前は競技を続ける意欲が薄れたとみられる。
なんてこった。ワールドカップ善戦で浮かれる日本、ようやく復活の兆しが見えたところに、こんなニュースだなんて……。東レと熊前選手の間に何があったのかしらないけれど、日本バレーボール協会はちゃんと間に立って動いていたんでしょうか。もっと選手を大切にしてあげて欲しい。
<追記>
読者の方より、熊前選手本人から引退を否定するコメントがあったとのご報告を頂きました。ありがとうございます。とりあえず良かった。しかし移籍先はまだ未定みたいです。
Quoted from デイリースポーツonline 熊前は「引退する気持ちはまったくない。バレーボールを続けようと思いに変わりはない」と話し、この日の一部の引退報道を完全に否定した。
コメント
こんな制度があるなんて初めて知りました。
その会社にいる間はその会社の意見は「絶対」なのでしょうが、退社した後までこんなに縛り付ける権利を企業に与えているってどうなんでしょう。
日本の中だけで戦うだけのスポーツならわからないでもないのですが、バレーボールはオリンピックが主眼って感じで、「オリンピックでメダルを取る」ことを最重要課題にしてるくせに(野球とかって、メダルが取れなくて監督が引責辞任なんてないんでしょうね)、実力ある選手がボロボロ止めていかざるを得ない制度になっているなんて・・・
Vリーグが弱るとそのまま全日本も弱るのは明白なのにねぇ。
腹が立つ気力も無くなんだか脱力です。
熊前チカちゃん、好きだったのになぁ(;_;)
投稿者: まるるん | 2003年12月 3日 04:11
>まるるんさん
私も、今回の元東レ3選手の件で初めて知りました。
あの佐々木みき選手も、セリンジャー監督を追いかけてダイエーを飛び出した際、同意書を得られずに一年間をふいにしたそうです。
日本のバレーではまだまだ、企業が強いですね。
選手の権利を守ってくれる何がしかの制度が必要と思います。
投稿者: 管理人 | 2003年12月 3日 14:07
選手の権利とか言っておられますが、ちょっと勘違いされているのではないかと思います。
リーグ戦を行っているどのようなスポーツでも、「所属チームの意志を無視して勝手に移籍することはできない」というのが基本的なルールになっています。
チームときちんと話し合いをした上でのことであるならば、今回のような結果はありえないと思います。
東レが「退社した後まで縛り付けている」のではなく、ルールを無視して勝手に移籍をしようとした選手が「定められたペナルティー」を受けているのだということをお忘れなく。
投稿者: こたろう | 2003年12月 9日 18:34
>こたろうさん
おっしゃることは分かります。
「移籍同意書を得られなければ1年6ヶ月の出場停止処分というペナルティー」が、選手の引き抜きなどでバランスが偏ることを防ぐ為の処置であることも、充分理解しています。
ただ、そのペナルティーを受ける覚悟をしてまでチームを飛び出した裏には、どんな事情があったのか、というのがとても気になるんです。
これは管理人の勝手な推測ですが、よっぽどの事情があったのではないかと。
熊前選手一人ということであれば、ただの選手のわがままというのも分かる気がするのですが、佐野・上田選手ら3人同時にとなると、ただのわがままとは思えないんですね。
単に選手のわがままではなく、チーム側にも落ち度は無かったか、と思うのです。
だとしたら、選手だけがペナルティーを課されるというのは、ちょっと可哀想ではないかなと。
甘いですかね。
もちろん、それが単に選手のわがままであるなら、それ相応のペナルティーを課せられるのも仕方ないと思います。
投稿者: 管理人 | 2003年12月 9日 19:22