今更ですが、スポナビの総括コラムに便乗して世界バレー男子についてサクッと書いてみよう
取り上げるのが大変遅くなりましたが、スポーツナビにて、世界選手権(世界バレー)男子決勝ラウンドを総括するコラムが掲載されています。というわけで管理人の感想も少し書きたいと思います。
- スポーツナビ|2006世界バレー コラム|コンビバレーの必要性 世界バレー男子決勝ラウンド~総括1~
- スポーツナビ|2006世界バレー コラム|キャプテン・荻野の挑戦 世界バレー男子決勝ラウンド~総括2~
当サイトのコメント欄にて、「みな、男子に対する評価が甘いのではないか」というご意見を頂きましたが、個人的には3大会連続で五輪出場を逃すというどん底の状態から、ホームチームとしてこれ以上無いほど有利な組み合わせだったということを差し引いても、ベスト8入りというのは最大の賛辞を贈るに値する結果だと思うわけです。だってあの組み合わせを見て、植田監督の言う「目標はベスト8」が実現すると思った人、どれくらいいますか?
しかし本当に苦しい、本当に評価されるべきはこれからじゃないですかね。
これまでは眠っていた男子選手ここのパフォーマンスを、徹底したトレーニングと、植田監督による熱い指導によって100%まで引き出すことができた。しかし世界上位の国と互角に戦うためには、120%、140%かそれ以上の力を発揮する必要のあることを今回改めて思い知らされたわけです。正直、選手の個々のパフォーマンス(体力・スキル含め)があと2年足らず(北京五輪出場権獲得が当面の目標として)でそれほど大きく向上するとは思えません。
となると、あとのプラスアルファをどこで補うのか。
戦術かな、と思っているんですけどね。ただし植田監督含め、日本のスタッフの中に、世界の列強にも負けない戦術を展開できる、世界の戦術を理解できている人間が果たしているのかどうか。
先に書いたように、後2年足らずで伸びる選手ここの伸びしろというのはそれほど大きくはないでしょう。であれば、まずは「日本は世界を相手にこう戦っていくんだ」という戦術をまず明確にし、それに合った選手を招集するなり、その戦術に合ったトレーニング(筋トレに限らず)を選手に課すべきです。
アジアで一番を目指すだけならば、今のままでも何とかなりそうな気はしますが…。
選手の個々の能力に頼るだけのバレーでは、いつまでも先は見えません。全日本女子が今ずっぽりとハマって抜け出せなくなっている暗闇に、男子まで「再度」迷い込んでしまわないことを願うばかりです。
そう言えば女子は総括していませんでした。竹下選手MVPでがっくり来てそのままでしたね。結果としては男子同様、あのメンバーでは最高の結果だったと思います。まぁ、アジア大会頑張ってください。
コメント
私も、これからが本当の勝負だと思っています。筋力トレーニングはもちろん継続してもらいたいです。
選手、スタッフの更なる精進、勉強を期待します。
アジア大会は、優勝してください。
投稿者: 負けてたまるか | 2006年12月 9日 15:36
俺も太鉄氏に同意見ですね。
ポーランド以外それ程差がない予選グループを3勝1敗(ポーランド除く)で乗り切れた事は意外と思う同時にやるなと感じましたね。
結果的に8強という結果になったけど、考えられる所では最高の結果だったという事も事実でもありますね。
ただ、五輪出場は決して夢物語でなくなったにしてもそれ以上のステップとなると北京以降の話になるのかなと。
男子も今回の結果で「ふーん、あっそう」レベルから脱出できたのではないかなと思っています。
投稿者: リオン | 2006年12月10日 08:42