最後の五輪切符めぐり混乱=女子バレー五輪予選

全文引用してみる。

 五輪切符の最後の1枚をめぐり混乱があった。当初の大会規約では(1)全体の1位(2)アジアの1位(3)それらを除く上位2チームが出場権を得る-だった。それに従えば、4勝3敗で全体4位のドミニカ共和国が出場権を得るはずだった。
 しかし、この日になって国際バレーボール連盟(FIVB)から、大会規約を「全体の上位3チームと、これを除いたアジア最上位チームが五輪出場権を獲得する」に変更するとの通達が日本協会に届いたという。これにより、2勝5敗で5位のカザフスタンに五輪切符が転がり込んだ。試合後の記者会見中に朗報を聞いたビクトル監督は「全然知らなかった」。FIVBと日本協会の連絡不足の可能性もあり、大会運営のずさんさが浮き彫りになった。

うーむ。あくまでも「この日になって(中略)通達が日本協会に届いた」と。別の記事では、

FIVBが数カ月前に規約を一部変更し、その連絡が行き渡っていなかったのが原因とみられる。

うーむ。

JVAの山岸紀郎・専務理事は「3月には大会開催要項をFIVBに示した。2、3日前に認識の違いがわかり、確かめたが『数カ月前に規約を変更してFIVBのホームページ(HP)上にも示している』との回答だけで、変更時期や経緯の説明がなかった」と説明。

なんだかよく分かりませんが、どう考えても通達を出さなかった FIVB のチョンボですよね。

JVAによると、ドミニカ共和国からの抗議などの動きは、今のところないという。

いやまぁ今はまだ、というだけなのかもしれませんよ。

カザフスタンもドミニカも、どちらも一部の選手が「五輪に出場するため」と日本のVリーグにやって来ていたという経緯もあったりして、なんとも複雑な気持ちになります。

以下、25日の動き。

25日はまず韓国に勝ったドミニカ共和国の全体4位が確定し、タイを下したカザフスタンがアジア2位に浮上。同夜のセルビア戦を終えて日本が全体1位ならカザフ、2位以下ならドミニカの出場が決まるはずだった。

 ところがカザフの試合後の会見中、日本協会が国際バレーボール連盟(FIVB)の通達を配布。それによると(1)上位3カ国(2)それを除くアジア1位-となり、日本の結果を待たずにカザフの五輪出場が決まった。

 思わぬ吉報に号泣したエースのパブロワが「みんなに知らせてくる!!」と会見場を飛び出し、ジュラフレフ監督も「こんな会見は初めてだ」と絶叫。異例な展開だった。

パブロワ選手カワイイですね。この記事では、

だがFIVBの主張の通り、開幕前のいずれかの時点で条件が変更されていたとしても、組織委はもちろん、参加各国にも伝わっていなかった状況では、FIVBの主催者としての運営能力を疑わざるを得ない。

と書かれています。同意。

これ、このまま決着してしまうの?引っ張っても JVA と FIVB で責任をなすりつけ合ってグダグダになるのは目に見えていますが。。。

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コメント

このルール変更で影響を受ける可能性があったのは、ドミニカ、韓国、タイ、カザフスタンですから、大国のエゴとかオイルマネーとかが絡んでるわけではなさそうですが、変更の時期はひとまずおくとして、そもそもなぜこのようなルール変更をしたんでしょうか?

この問題、どっちに転がっても出場を逃した国は納得いかないですね。
選手が気の毒でなりません。

う〜ん。ドミニカ協会の会長はFIVBの副会長ですよね?抗議しますかね〜黒いですね〜何故最近になってVリーグにドミニカ選手が二人も着たのでしょうね〜アコスタ退任?次期会長???バレーは独裁権力下のスポーツなのでしょうか…ドミニカの選手は権力に対抗しないと思います。

ドミニカ側は、よくわかっていないのか、ドミニカのバレーボール協会が裏金を受け取ったかのどちらかだと思います。
ドミニカ国内の新聞は、「ポーランドに負け五輪逃す。」とか、「五輪には行けないが、ドミニカチームはよくがんばった。」等の見出しで、選手のコメントも「五輪切符は逃したが、私たちはこの大会で、成長できてうれしい。」などと書いてありましたから。それだけに、余計選手たちが、かわいそうでしかたありません。
それにしても、試合中にマイクを使って「ニッポン、ニッポン」と連呼する応援の仕方もスポーツ精神に反してるようで、あまり好きではありません。スポーツは大国の力がものをいうんでしょうかね。

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