もう一度の青い空: 自由都市文学賞

 こんなときの切り替え方法を学んだばかりだった。それはこの間テレビで女子バレーボールの国際試合をしているときだった。柳本監督は強豪相手に失点する選手に「だいじょうぶ、切り替えて、切り替えて」、「切り替えていこう」、「攻めろ」と、何度も声かけをするのである。その言葉を聞いて、はっと思った。
(中略)
 切り替えるということは、失敗を素直に認めて、新しく出直そうということなのだ。そして新たに攻めていく。それをバレーボールの選手たちに、しかも試合の中で監督は要求している。言う方もすごいが、言われて実行してしまう選手たちもすごい。試合を見ていると、みんなすぐに切り替えて、失点を得点に変えている。

思わぬところに柳本監督&全日本女子バレーボールチーム登場。

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