FORZA SHIKOKU : 楠原千秋・第1回/SPORTS COMMUNICATIONS
「SPORTS COMMUNICATIONS」にて、「FORZA SHIKOKU : 楠原千秋(湘南ベルマーレビーチバレー/愛媛県松山市出身)」第1回「苦難を乗り越えての北京入り」が掲載されています。
2008年8月8日、午後8時8分(現地時間)、北京五輪が華々しく開幕した。開会式が行われたメイン会場の国家体育場、通称「鳥の巣」には世界から史上最多の204カ国・地域のアスリートたちが一堂に会し、これから始まる17日間に及ぶ戦いを前に気持ちを高ぶらせていた。
その中にはビーチバレーボール女子日本代表の楠原千秋の姿もあった。
「よしっ、いよいよ始まる!」
4年間、待ち続けてきた舞台の幕開けに酔いしれると同時に、改めてメダル獲得への意気込みを感じていた。
「本当はもっと早い段階で、出場が確実なところまでもっていきたかった。(北京五輪前の)最後の方の大会では調整段階に入りたかったんです。ところが、思うように結果を出すことができず、最後の最後まで必死にやらなければいけなくなってしまった。本番までの調整期間の短かさに内心は不安を抱いていました。しかも国内の大会も残っていましたので、試合に出ながら調整というかたちをとらざるを得ませんでした。正直、残り3週間は調整期間にあてたかったというのが本音です」
調整に苦労していたのは確かに感じましたねぇ。