清水邦広、自分のプレーを取り戻すために=バレーW杯での挫折と新たなる戦い/スポーツナビコラム
スポーツナビのコラムです。
2月25日に行われたV・プレミアリーグ男子の大分三好ヴァイセアドラー戦で勝利を収めたパナソニックパンサーズは、一足先にレギュラーラウンドを突破した東レアローズに次いで2チーム目となるベスト4入りを決めた。
昨年のバレーワールドカップ(W杯)日本大会に5名の全日本選手を輩出したパナソニック。V・プレミアリーグ2011/12シーズン終了後の今年6月、日本で行われるロンドン五輪世界最終予選に向けて代表選手の様子が気になるところだが、そんな中でも特に注目したいのが、全日本でもパナソニックでも攻撃の鍵を握る清水邦広の現在の状態だ。
コラムの中で、パナソニックパンサーズ・南部監督の言葉があまりにも的確なので「うんうん」と頷いてしまいました。
「スピードのあるトスに合わせようとしているうちに、どのタイミングで助走を始めればいいのか迷ったのだと思います。そのうちに思い切ってスパイク動作に入れなくなり、自分の助走のタイミングがあやふやになってしまった。清水の助走への入り方が毎回違うのでセッターは混乱し、トスが合わなくなる。本来のフォームで打てない上に、セッターとの息まで合わなくなるという悪循環に陥ったのではないでしょうか」(南部監督)
「清水はもともと確実にブロックアウトを取って得点できる選手なんですよ。ところがW杯ではブロックから逃げているように見えました。清水に言っているのは"今は結果にはこだわらず思い切りプレーしろ"ということ。自分が昨日より進歩しているかどうか確認することに専念しなさいと話しています。ストレートコースの打ち方なども、だいぶ以前の清水に戻っていますよ」(南部監督)
南部さんが全日本の監督やれば良いのに、と思いました。