日本、中国にフルセットの末敗れる/バレー女子ワールドGP 2013決勝ラウンド第4戦
バレーボール女子のワールドグランプリは31日、決勝ラウンド(8月28日~9月1日、北海道立総合体育センター)の第4戦が行われ、日本は中国に2-3(16-25、25-18、24-26、25-21、13-15)で敗れた。日本は4戦終了時点で1勝3敗。
すいません、時間がないのでざっくりテレビ観戦した感想を。
宮下選手は、前日よりはずいぶん丁寧にセットアップできていたように感じました。が、それはサーブレシーブが前日よりもしっかりセッターに返っていた、というのが大きいかもしれません。終盤、競った大事な場面で低くて短くネットに近いセットが上がったりしてましたので、その辺りの安定度が課題ですね。経験がカバーしてくれるのかな、と思いますが。
あと、リベロの佐藤選手ですが、序盤は他選手との連携がうまく行っていなかったのか、触れるボールにも手を伸ばさず落としてしまう場面が多々見られました。「良くないなぁ」と思っていたのですが、中盤以降改善されましたね。しかし、チャンスボールを突っ立って高い位置で処理する癖(?)は相変わらずで、あれだけがどうも頂けません。実際、1本ネットを超えてしまったボールがありました(宮下選手がうまくカバーして帳消しにしてくれましたが)。何か狙いがあってのプレーなのかもしれませんが、まずは丁寧に処理することを優先して欲しいです。
また、その佐藤選手のファーストタッチが、以前より高めになっていたのも印象的でした。これはチーム全体でそのように示し合わせているのでしょうかね。江畑選手のこの日の活躍は、これによるところが大きいと思います。ファーストタッチを高く返球することで、アタッカーが助走に下がる余裕が生まれ、しっかりした助走を取ることができているのかと。良い傾向だと思います。
そして、最終セットの江畑選手のミスが敗因かのように書いている記事がありますが、あれはどう考えても江畑選手にセット(トス)が偏りすぎたのが問題ですし、それでももっと良いセットが上がってれば江畑選手ならなんとかできたはずですが、良くないセットが終盤上がってしまいました。課題はミドルの攻撃ですね。ほとんどブロックに引っ掛けられていて決まらないから使わないんでしょうが、決める為にはどうしたら良いのか考えているんでしょうか。ポイントはサイドと同様、ブロックに囲まれないようにネットから少し離して、コース打ちできるようなふわっとしたセットを上げることだと思っているんですが。ノーマークにしなければならない、ということではないと思っています。
コメント
シュテイ選手、男子並みのかつてのガモワ選手の高さと技術にびっくり。当分中国がアジアNo.1に君臨しそうで末恐ろしい。日本はセンター線が急務。攻撃もブロックも空気並みの存在感が無い。従ってレフト二人に負担がかかりすぎ。立体バレーは真ん中の早い攻撃があってはじめて生きる。早い内に昨年銅メダルは忘れて欲しい。いつまでもあの印象に浸っていると後退する。新しい選手新しい戦略こそ前に進める!頑張れ日本
投稿者: オールド | 2013年9月 1日 19:55
> オールドさん
そうですね、シュテイ選手、ロシアのガモワ選手あるいは韓国のキム・ヨンギョン選手に匹敵する大エースに成長する素質は持っていると感じました。末恐ろしいです。ただ、怪我が無ければ、ですが。オウ・イメイ選手やチョウ・ヌイヌイ選手など、中国の選手は怪我に悩まされる傾向にあるのが気になっています。ロウヘイ監督がその辺はケアしてくれるのかもしれませんが。
投稿者: 太鉄 | 2013年9月 2日 06:10