日本、韓国に敗れ世界選手権出場を逃す/世界選手権アジア最終予選男子最終日
バレーボールの世界選手権アジア予選(9月5日~8日、愛知県小牧市スポーツ公園総合体育館)の最終戦が8日に行われ、全日本男子は韓国に0-3(20-25、20-25、13-25)で敗れた。この結果、日本はグループ2位となり世界選手権の出場権を獲得することはできなかった。
とのことです。残念でした。
試合を観ましたが、「速いバレー」からの脱却、セット(トス)のスピードをふわっとゆっくり目にし、アタッカーの打点の高さを生かし、選択肢を増やすという狙いは見えたのですが、いかんせんサーブで攻めきることができませんでした。スコアを先行されると入れて行くサーブが多かったですが、先行されているからこそ攻めて行かないと、逆転の可能性が消えてしまいます。もちろん、ミスを連発して更に引き離されるリスクは伴いますが、実力が均衡している、あるいは相手の方が上の場合、入れて行くだけでは絶対に逆転できない、と思った方が良いでしょう。それでも1セット目はまだ踏ん張っていて希望は持てたのですが、2セット目中盤あたりからすっかり元気がなくなってしまいましたね。試合内杳としても大変残念でした。
とは言え、全日本男子はまだ新しいことを始めたばかりです。新監督の人事も遅れ、そもそもが出遅れています。選手も、新しい選手は2、3人といったところで、これまでとほぼ変わりありません。これまで要求されて来たことと異なることを要求されても、実を結ぶには時間がかかると思います。今回のこれで「ダメだ」と見放してしまうのではなく、もう少し見守りたいですね。
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コメント
同意ですが、ずっと出場し続けていた世界選手権に出れない結果と現実は、受け止めなければいけないですね…。
投稿者: ゆう | 2013年9月 9日 15:51
う~ん。監督責任はどうなるか?見守る…にしてはあたりにお粗末な結果だと思うけど。
投稿者: 江上由美子 | 2013年9月10日 07:50
> ゆうさん、江上由美子さん
確かに結果だけ見ればあまりにお粗末ですが。
しかしこの敗戦の責任を、監督だけに押し付けてしまうのもどうかと思います。
選手の育成や発掘、また指導者の育成も含め、根本的に改革していかないければもうどうしようもないのかも。
もしかすると、代表で監督が付焼刃の対応をしても、たかが知れている、ということなのかもしれません。
投稿者: 太鉄 | 2013年9月10日 10:53
見守りましょう、だけじゃあれなのでもう少し考えてみると、
* 監督決定が遅れたこと。指導が遅れたし、ワールドリーグもあったので、戦術の浸透などが遅れた可能性。
* 当然、監督により選手の選考も遅れたと思われる。どこからどこまでが監督の遺志により選考された選手なのか。国内リーグなど、じっくり観る時間は無かったはず。
といった点で、選手の選考からじっくり取り組めるこれからに期待したいというのはあります。ただ、
* そもそもどうしてゲーリー氏だったのか。実績的に、もっと優秀な人材はいたはず。他に応募は無かったのか。
という心配の種は確かにあります。ゲーリー氏は、現役でシニアの代表クラスを指導していた人ではありませんので。
ただ、上記のような要素もあるので、今回の結果を持って「失格」の烙印を押すのはまだ早いかな、という印象を持っています。
投稿者: 太鉄 | 2013年9月10日 14:12
いや、監督更迭とかは一切思ってないですよ。
ただ、今回の韓国はムンソンミンの故障もあったり、WLとは半分くらいメンバー変えて、決して万全なチームではないので、ちょっと内容がショックだったというか…って感じです。
韓国も世界選手権では一次リーグ突破できるかどうかのレベルだと思うので、少し情けない内容でしたね。
まあ、見守るしかないですね。
でも、協会もゲイリーさんも選手も、連続出場してきた世界選手権の出場権を初めて逃したって事実は、重く受け止めてほしいと思ってます。
投稿者: ゆう | 2013年9月10日 17:20
コメント増えちゃってごめんなさい。私も監督だけの責任ではないことは重々承知です。おそらくグラチャンまでは様子を見る形になるのでしょう。ただ変わったばかりの監督を更迭することではっきりと全体に問題があるとゆうことを提起してほしいのです。 サトー氏には気の毒ですが…。
投稿者: 江上由美子 | 2013年9月10日 23:32