全日本男子チーム監督交代を決定 新監督には南部正司氏が就任/日本バレーボール協会

公益財団法人日本バレーボール協会は、2016年リオデジャネイロオリンピック出場を目指す全日本男子チーム・龍神NIPPONの監督の交代を決定し、昨日2月5日付で、南部正司氏(46歳)が新監督に就任しました。

他の記事に、ゲーリー・サトウ監督の解任理由について、羽牟裕一郎会長のコメントが載せられています。

ゲーリー・サトウ監督には1年近く指揮を執ってもらったが、残念ながら昨年は世界選手権の出場権を逃し、結果が実らずシーズンが閉じてしまった。男子強化委員会や選手強化本部で討議した結果、南部氏に監督に率いてもらうことになった。チームは大変な危機的状況にあり、サトウ氏を含めてふさわしい人材を模索したが、やはり日米のバレーの違い、コミュニケーション不足、バレー感の違いなどを埋められなかった。外国人だから、日本人だから、というのは言わない。今後も国内外を問わず、相応しい人材を人選していく。

全く納得いきませんね。結果については、選手及びスタッフの人選からきちんとできる今シーズンを見てから判断するのが妥当だったでしょう。「日米のバレーの違い、コミュニケーション不足、バレー感の違いなどを埋められなかった。外国人だから、日本人だから、というのは言わない。」と言っていますが、それは実際にプレーした選手の言葉ですか?越川選手のTwitterなど見ていると、選手に監督についてインタビューすることなども無かったような気配ですが?今までの日本のバレーじゃにっちもさっちもいかないから外国人監督を呼んだのなら日米のバレーの違い、バレー感が違うのは当然だし、コミュニケーションが難しいなんてのは外国人呼ぶ時点で分かってたことでしょう。結局のところ、目先の結果だけ見てるとしか思えませんね。

更に荒木田裕子強化事業本部長のコメント。

昨年、東京オリンピックの招致に成功した日に、男子バレーは世界選手権出場を逃した。世界選手権の出場は当然と思っていたので、ショックだった。その後、強化担当者で集まり、今後について話し合った。これまでの活動を振り返るデータや構想を提出してもらって、サトウ氏に直接質問する場を設けたりもした。それらをもとに男子強化委員会で話し合ったが、頑張ったのは事実だが、日本とアメリカのバレーを融合するのは難しいというのが全体の考えだった。そして、サトウ氏を解任するということではなく、次薦・他薦問わずに選ぶことに決め、5人の監督立候補者を選び、昨年末に本人にプレゼンテーションを行ってもらった。2016年リオデジャネイロに向け、どうすればいいのかを考えた末、しっかりとした構想を持っていること、実践を経験していること、プレミアリーグでの実績、あくなき向上心が決め手となり、総合的な評価をして、南部氏に決めた。南部氏を新監督にすることを1月29日の理事会に提案をし、承認をいただいたが、それから(南部氏が現在所属する)パナソニックに確認し、昨日受けていただくことが決まったので、本日の発表となった。

これでは、サトウ監督より南部氏の何が勝っていたのか、良くわかりません。

正直、日本バレーボール協会に大きな期待は今までも寄せてはいませんでしたが、心底がっかりしました。女子の眞鍋監督就任の際にも色々とバタバタしてますし、植田氏の時も含め、ここのところの監督人事には不透明な部分が多すぎます。就任された監督さんの手腕がどうこう以前に、この辺がすっきりしてくれないと、どうも素直に応援する気になれません。女子は選手が頑張って銅メダルを獲得しましたけど、これは結果が出れば良いってもんじゃないです。

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