レゼンデが目指したバレーボールの姿 第4回/バレーボールワールド
4章 コミットしても止まらないクイックとは?
2011年のワールドカップ。何かがおかしい。ゲームを見ながらそう感じた人は少なくなかったはずだ。2010年の世界選手権まで「必殺技」と言ってもいいほど各国において勝負所で多用され、高い決定率を誇ったBick(ファースト・テンポでのコート中央からのアタック)の本数が明らかに減っていたのだ。そのかわりに存在感を増していたのが前衛MBのクイックである。ブラジルやポーランド、イタリアなど主要な強豪国は勝負所でBickではなく、前衛MBのクイックを使っていたことが印象的であった。
では、どうして世界各国はBickではなく、前衛MBのクイックを勝負所での「決め球」としたのであろうか。
前衛MBのクイックが、予めスロットに配置されたブロッカーのコミットでは止められない理由を解説、そこからスイングブロックの重要性を説いています。詳細は上記リンク先にて。