荒木田氏が語る「敗因は大型化と調整失敗」は本当なのか/世界選手権2014

これ、本当にこの記事そのままのことを荒木田裕子氏が仰ったんでしょうかね...。だとしたらちょっと...。

バレーボール女子日本代表のチームマネジャーである荒木田裕子氏(60)が、今回の世界選手権について言及した。成績が振るわなかったことについて、2つの敗因を挙げた。

敗因の一つは「世界の大型化」だそうです。我々が思っていた以上に大型化していたと。...そんなにしてましたか?中国のシュテイ選手などは確かに「高い!」と思わせますが、あのクラスの選手はそうはいません。そしてそういう選手はガモワ選手などを筆頭に、それこそ10年以上も前から存在しています。それに対する対策ができていなかった、とうことでしょうか?

その対格差を埋める為に編み出されたハイブリッド6の完成度が低かった、とのことですけど、そんなの分かりきってたことじゃないんですかね。スケジュールなんてもう、ハイブリッド6始めた頃には分かっていましたし、それまでにどれくらいの完成度まで持って行けるのか、誤算があった?個人的には完成度云々よりも、デメリットがあって、他チームはしっかりそれを研究し、対応してきた、というだけのことだと思います。

そしてもう一つの敗因は「調整の失敗」だそうです。これだってもう、スケージュールは分かっていたし、4年毎に同じようなスケジュールこなしてるじゃないですか。他国がWGPを調整の場に使っている中、時刻開催でテレビ中継もあって全力で戦って銀メダル獲って浮かれて「はい調整に失敗しました」って言い訳にもほどがあります。まぁ、調整に失敗したのは確かなんでしょうけど、WGPで銀獲っちゃっといてそれは無いよなぁ、と思います。ちなみに

「ホームでフルセットの試合を続けて、疲れはあったと思う。あそこから約1カ月でもう1度ピークに持ってくるのは難しい」

WGPってそんなにたくさんフルセットありましたっけ。

私自身、世界選手権を総括すると言ってまだしていませんが、今回の敗因としては、やはりハイブリッド6の採用と、未だ引きずる「速く速く」の呪縛だと思っています。ハイブリッド6ってのは所謂大博打だったと思うんです。今のままでは金は無理、だったら、デメリットはあるけれども、上手くはまれば可能性のある方に賭けようと。そういうことだったと思うんです。そしてその賭けに負けたと。それならそういうことで良いんじゃないかと思うんですけど。ハイブリッド6の完成度が低いと言ってますけど、これも「速く速く」の呪縛によって自ら完成度を落としていたと思います。せっかく増やした攻撃力を低くて速いセットで自ら下げていたんです。

なんというかもうちょっと、気の利いたコメントが出て来ないのかなぁ、といつも思っているんですけど。既にあちこちで言われていますが、今回のこの2次予選敗退は、日本のバレーの選手育成段階に問題があることを浮き彫りにしたと思います。ていうかそんなのは男子の方で既に明らかになっていたと思うんですけどね。さて一体どうするのか。その根幹をしっかり変えて行かないと、いくら監督すげ替えても金メダルなんか無理だと思います。そしてもたもたしていると木村沙織選手もいなくなって、銅メダルも狙えなくなるんじゃないですかね。

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