中国が3度目の金メダルを獲得! 第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ) 女子バレーボール競技/日本バレーボール協会

 第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ)女子バレーボール競技は、現地時間8月20日(土)に最終日を迎え、約2週間におよぶ熱戦の末に中国が女子バレーボール競技のチャンピオンに輝き、同国史上3度目となる金メダル獲得を成し遂げました!

でした。3位は米国。

私は自分の試合があって、決勝戦はテレビできちんと観られませんでした。実は最近の中国のバレーをきちんと観た記憶がなくて、未だ「ザ・中国バレー」と言えるような古き良き中国のバレーを展開していると思っていたのですが、決勝戦後に識者の方々の話を聞いてみると、どうも違うようですね。郎平監督就任後、中央からのファーストテンポ、リードブロックの徹底など、近代的な戦術を積極的に採用、徹底してきたようです。中国の優勝は、これまでの女子バレーの男子化に一石を投じるのではと思ったのですが、実際には紛れもない、近代化の流れに乗った優勝であったとのことです。

アテネ五輪での中国の優勝を見た後で、日本がお手本とすべきは、同じアジアの中国のバレーではないかという感想を持ちました。その中国は、今度は一気に近代化を図って優勝した。このことが何を意味するのかは、きちんとバレーボールを考えている人であればすぐに分かるはずです。中国はたまたま(?)、郎平監督という世界で大きな経験を積んできた指導者が国内にいたので中国人監督で金メダルを獲得できましたが、11月に決まるという(もうほんと遅くてイライラしますね)新監督に、誰を据えればいいのか、「日本人が有力」みたいなアホな報道を一蹴する人事を期待しています。

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