バレー日本代表・中田監督 独自の女子選手指導法「戦う熱い集団じゃないと」
中田監督のインタビュー記事が二つ。
その中でも前者、スポニチの記事に注目したいのですが、
日本が世界で戦うには、常に自チームのスパイカー3枚を使えるトスと、ミドル(センター)を中心に速いテンポで配球していく技術が必要になる。
3枚なのですね。バックスパイクも含めた4枚以上ではなく。そして「速いテンポ」ってなんでしょうか。
サーブレシーブがセッターに返らないと、ミドルが使えず、サイドにトスを上げる。たまにAパス(注1)が入ると、セッター心理としてはミドルを使いたくなる。当然相手も読んでくる。(相手に的を絞らせないために)日本はいいパスをセッターに供給しないと、ミドルを生かすのは難しい。
(中略)
リオ五輪の数字を見ると、サーブレシーブからの攻撃で日本はAパスが入った時の数字が悪い。BパスやCパスの時は世界の3〜5番手なのに、Aパスは下から2番目。これって一番上じゃないとおかしい。
Aパス時の決定率が低い原因を、
・ なかなかAパスが入らないのでなかなかミドルが使えない
・ Aパスが入った時にセッターがミドルを使いたがるため読まれる
と言っているように読めます。だから良いパスを供給しないと日本は勝てない、と。
いや、実は本質はそうではなく、逆ではないですかね。BパスCパスの時にミドルを使わないといけないんですよ。だって、相手も良いサーブを打ってくるわけですから、それを常にAパスにするというのは難しい。どれだけ練習したって、上手になったって、それ以上に相手が良いサーブを打ってくることだってある。なのにAパスを入れないと勝てない、というのは最初から敗北宣言してるようなものではないでしょうか。
その上でBパス、Cパスの時にどうするか追求していく
Aパス前提で、Bパス、Cパスが後回しになっていますが、BパスCパスが当たり前という前提で考えてほしいものです。
強いバレー界であってほしい。
この気持ちは誰よりも強い人だと思うので、空回りしないよう祈っています。
コメント
管理人さんは最初から否定的先入観で記事を読んでるみたいで、見ていて気持ちの良い記事の取り上げ方ではないですね。
投稿者: ひで | 2017年4月12日 16:54
管理人さんは最初から否定的先入観で記事を読んでるみたいで、見ていて気持ちの良い記事の取り上げ方ではないですね。
投稿者: ひで | 2017年4月12日 16:54
私もBパスCパスからの動きを磨くべきだと思います。
もちろんオプションとして速い攻撃は有効だと思いますが、今は世界のサーブが強烈になっていますので、サーブレシーブからの攻撃は、崩されること前提で練習すべきかと。
あとは、ラリー中のチャンスボールの処理を確実にAパスにする練習をした方が良いと思います。最近はこれが雑な選手が多い気がしますので。
投稿者: リク | 2017年4月14日 10:59
> ひでさん
是非、肯定的な意見を書き込んでください。
最後の「この気持ちは誰よりも強い人だと思うので」は本心ですから、肯定できるものならしたいのです。
> リクさん
「ラリー中のチャンスボールの処理を確実にAパスにする練習をした方が良いと思います。」
確かに!難しい事ばかりしようとして、簡単なことができなかったりしますね。そこがメダル争いに絡むチームとの差の一つだと思います。
投稿者: 太鉄 | 2017年4月17日 15:04