“山形式”戦力底上げの秘策、小学生育て全国へ

山形県のバレー界で、小学校の選手を強化し、全体の底上げを図る取り組みが進んでいる。11日の春高県予選決勝に続いて行われた「山形小学生バレーボールクラブ大会」の関係者が先導。県予選で優勝した男子の日大山形にはこうした取り組みの中で育ち、チームの主力となった選手もおり、成果は着実にあがっているようだ。

小学バレーのレベルアップのため高橋さんが主導し、6年前に中学に近いルールで試合を行う独自の「山形方式」を採用した小学大会を、山形市を中心とした地区で開催。3年前には山形市商高時代に監督とコーチの間柄にあった春高県予選の大会委員長の井関滋夫さん(48)から「県内の高校バレーを盛り上げたい。協力してほしい」と要請され、「まず小学バレー人口を増やそう」と地区から県レベルに拡大した小学大会を開催。地元さくらんぼテレビの放映などが小学生たちがバレーを始める動機づけとなり、「毎年新チームができている」と高橋さん。

「高橋さん」とは、高橋みゆき選手のお父さん、山形地区小学生バレーボール連盟理事長の高橋正さん。

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