日本、サイド陣奮闘も世界1位崩せず/ワールドグランプリ2008決勝L最終日
世界ランク1位のブラジルに挑んだ最終戦。日本は栗原と木村が両サイドから、バックから強打を連発。前日の中国戦では途中でベンチに退いた高橋もスパイクでチーム最多の14得点と奮闘した。
TV観戦してましたけど、選手個々のパフォーマンスは決して悪いものではありませんでした。そしてブラジルはお世辞にもベストとは言い難い出来。それでも勝てない。
高橋は「決して勝てない相手ではないが、完成したチームで完ぺきに近いバレーをする」と脱帽。決勝リーグ5戦を通じて「いい面も悪い面も出た」と振り返った。
22連敗してる相手に「決して勝てない相手ではない」というのは、やはり強がりにしか聞こえませんね。毎回そう言って、次もまた負け、の繰り返しのような気がします。
MVPは、マリアネーレ・ステインブレシェル(ブラジル)。日本勢では、栗原恵(23)=パイオニア=がベストスコア賞とベストサーブ賞、竹下佳江(30)=JT=がベストセッター賞、佐野優子(28)=久光製薬=がベストリベロ賞などの各個人賞を受けた。
個人賞はたくさんもらっているんですけどね。
うーん、いや、選手個々もチーム全体としても非常に頑張っているし、レベルが上がってきているのも分かります。木村選手はどんどんスピードが上がっているし、栗原選手も安定してきました。でもなんて言うのかな、何かもう一つプラスアルファが欲しいと思うのは贅沢なんですかね。それは思わず期待せざるを得ないような、爆発力を秘めた何か。このまま進めばチームは完成に近づいていくのでしょうが、それだけではメダルに手が届かない気がするんですよ。。。
最終結果
1位 ブラジル
2位 キューバ
3位 イタリア
4位 アメリカ
5位 中国
6位 日本個人賞
ベスト・スコアラー: 栗原恵(日本)
ベスト・スパイカー:ラミレス,ダイミ(キューバ)
ベスト・ブロッカー:オリベイラ,バレウスカ(ブラジル)
ベスト・サーバー:栗原恵(日本)
ベスト・リベロ:佐野優子(日本)
ベスト・セッター:竹下佳江(日本)
MVP:ステインブレシェル,マリアーネ(ブラジル)
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コメント
ブラジル戦は、負けましたが日本はよく戦ったと思います。
サーブでマリ選手を狙い、フォフォン選手のところから攻め、高橋選手が数多くのブロックアウトを取っていました。
ただ、それでも勝てないというのが現実です。
今のチーム、今のやり方ではこれが限界だと思います。
決勝ラウンドを通じて感じたのは、個人賞の獲得状況を見ても明らかなように、やはり日本の致命的な弱点はブロックです。
日本の場合は、サイドに必ずブロックの低い選手がいて、その選手をカバーするブロックシフトをとるため、センターとレフトの選手はほぼ真ん中でブロックを構えなければならず、その結果両サイドからの早い攻撃に弱くなってしまいます。
そのことは、ワンポイントブロックで大村選手が入ると一般的なスプレッドのブロックシフトがとれるのでとたんにブロックポイントが出やすくなることからもわかります。
イタリア戦はサイドアタッカー陣はオープン攻撃が中心で、アンザネッロは真ん中から攻撃してくるので、サイドからの速い攻撃はグイッジのブロードのみでした。
そのためブロックの穴があまり目立たず、サーブレシーブがよかったこともありますが、勝利することが出来ました。
ジョーリが入って他の国のように両センターにブロードをやられたおそらく勝てないでしょう。
しかし、これだけのブロックのハンデを背負いながらそこそこいい試合が出来ているのだから、今の攻撃のスピードやレシーブ力を維持しながら、ブロックに穴のないチームが出来れば、日本は相当いけるんじゃないかとも思いました。
投稿者: 他の追随を許さない | 2008年7月15日 02:16
《今のチ−ム 今のやり方》ですか 重いお言葉です 世界のバレーボールが大型化し女子バレーも男子バレーに近づきつつある中…監督がその多大なる能力を認めた竹下選手の努力は… 自分の不甲斐なさに落胆し単身イタリアに渡った高橋選手の思いは…特に色々言われ続けても様々な事を犠牲にしてバレーに打ち込んできたはずですから北京では悔いが残らないよう戦って欲しいですね
ところで日本の弱点が明確になってきました 裏を返せばブロックの穴を塞ぐやはり特に セッタ−センターの選手の大型化…育成に踏み切り更に強固なディフェンス超攻撃的な布陣を作るため北京後新生全日本を 立ち上げていく必要があると思いますが 誰が監督に就任するのか全日本女子の未来がかかっていると思われます 選考には様々な視点で挑んで頂きたいですね まだオリンピックが終わったわけではありませんがこのファイナルで外国勢の監督がこぞって日本を警戒しているコメントを出していました やはり日本が弱点を克服し ブロックを含めた攻撃力を強化すれば 脅威になると危機感を持ったのではないかと推測されます
投稿者: れもん | 2008年7月16日 06:46