佐野優子選手 インタビュー 2012-10-15/バレーボールワールド
ロンドン五輪銅メダリスト、全日本のリベロ佐野優子選手に話を伺った。
バレーボールワールドによる佐野選手へのインタビューです。是非リンク先で全文読んで頂きたいです。
当サイトでもずっと批判してきたアンダーでのセットに関して、色々と語られています。
自分で、2本目を上げないといけないとなったときに、最初はブラジルみたいなと言っていたので、オーバーで上げようかという話になったのですが、やっぱり安定するのは今までやっていたアンダーだから、監督も「アンダーの方がいいんじゃないか」と言われて。
この記述を読む限り、世界選手権前のワールドグランプリでオーバーでのセットに挑戦していた佐野選手が、世界選手権ではアンダーに戻っていたのが、「チームとしての選択」だったということですね。佐野選手本人はオーバーでのセットに挑戦していたのに、チームとして最良の選択はアンダーでのセットだったと。確かに、目先の結果を求めればそうなるのでしょう。毎大会毎大会、結果を求められるチームとしては、苦渋の決断だったのかもしれません。しかしあのまま、佐野選手が挑戦を続けていたらどうなっていたのか、というのも気になるところです。もしかしたら、世界選手権では銅メダルを獲得できなかったかもしれません。しかし、五輪ではもっと良い色のメダルを獲得していたかもしれません。もちろん、佐野選手一人がどうこうしたところでチーム競技ですから大きく結果は変わらないかもしれませんけど、そんなことを考えてしまうのです。
人間なんでできるできないもありますし、私のやり方で、チームは結果を出しているのですから、それでいいと思います。
セカンドヒットをオーバーで行うか、アンダーで行うか、で考えた時に、オーバーで行った方がメリットが大きいという事は、佐野選手自身理解されているのは、上記のように、一度は挑戦したということで明白ですね。なので、それを「結果が出たから」ということで「できない」ままにしておかないで、是非今後は再び、オーバーでのセットに挑戦して欲しいなと思います。もちろんチーム競技ですから、チームの方針などあって、佐野選手の思い通りに出来ないこともあるのかもしれませんが。チームのスタッフと話し合い、理解してもらえると良いですね。佐野選手の守備能力に、セット能力が加われば、金メダルを狙えるチームに1歩近づくはずですから。
コメント
太鉄さんのコメントに同意です。
ロンドンは、セットがいい座安選手は、グランプリの数字、守備範囲を見る限りは眞鍋さんを悩ませる存在にはなれなかった。故障から復帰した井上琴、海外移籍した井野選手など次の世代が、佐野選手を発奮させる存在になってほしいですね。佐野選手のセットは本人も悩んで悩んでってのは知ってますが、その性格が悪循環を生んだのでは?リベロが無い時代に学生時代を過ごし、ファーストタッチのドリブルが厳しく、二段処理もセッター対角の選手がするチームが多い時代の選手で殆ど、セットの練習をした記憶が無いなんて仰ってました。
だけど、眞鍋さんの中でのオーバーで質のいいセットは必須だった。だけど、佐野選手に求める事により、計算できる佐野選手のディグの数字まで下がってしまった。だけど、佐野選手に変わる選手は見当たらない。
苦渋の選択だった事は予想できます。
本来なら、眞鍋さんの口から経緯を説明して頂きたい事柄ですが、当たり障りのない事しか言ってくれない記者泣かせの眞鍋さん(笑)柳本さんとは違って、スタッフや選手の立場のコメントから予想するしかできないのが、何かじれったいです。
投稿者: ゆう | 2012年10月16日 12:11
>ゆうさん
> 本来なら、眞鍋さんの口から経緯を説明して頂きたい事柄ですが、
まさにここなんですよねー。
知りたいけど教えてくれないから、あれこれ想像するしかなく。
> 殆ど、セットの練習をした記憶が無いなんて仰ってました。
これはほんと、そのようなチームに所属していたのが不幸だったと言わざるを得ませんね…。
日本の学生バレーの在り方に、疑問を持ってしまいます。
しかし、確か2010年のワールドグランプリ、オーバーでのセットに挑戦していた佐野選手を応援していた人はたくさんいました。
是非とも苦手意識を克服して頂けたらな、と思います。
投稿者: 太鉄 | 2012年10月16日 12:59