各国で優勝経験、ブルガリアの至宝カジースキ Vリーグのレベルは「思ったより高い」/バレーボールマガジン
マテイ・カジースキ。バレーボールファンなら知る人ぞ知る世界的な選手だ。ブルガリア代表の2000年代の黄金期を、エース、キャプテンとして大活躍し、クラブレベルではロシア、イタリア、トルコといった世界トップ3のリーグで軒並み優勝を経験した。2015/16シーズンからジェイテクトに加入し、決して強豪とはいえないチームを、過去最高の4位に導いた。そんな優勝請負人ともいえるカジースキ選手に、2年目の今シーズンについて話を聞いた。バレー観だけでなく、意外な趣味の話まで語ってくれた。前後編に分けてお送りする。
気になったのは以下の2点。
ただし、ブロックはどちらかというとメンタル面の問題ではないかと。高さがないからといって、ブロックができないという勘違いをする。高さがなくても、動きや手の出し方で対応できる。相手に良い状態で打たせないことも大事だと思います。毎回ブロックシャットするこというでなく、プレッシャーをかけることが大事です。
これは大いに勉強したいところ。
ただ、やはり、少し高さがあったら、あと20センチくらいあったら、もっと良い選手だったと思うことはある。例えば、ロシアの選手と対戦する時は、その20センチの差がやっぱり出て来るのではないか。技術の面ではあまり差はないと思うが、高さで負けるのではないだろうか。
これだと結局、「高さのない日本は勝てません」と言っているように聞こえます。が、注目すべきは「技術の面ではあまり差はない」という点。「でかいやつは動きが鈍い」とか言ってる解説者はもう黙ってくださいね。
ということで後編に続くようです。